子育て

小学校1年生が行きたくない理由と対処法|小1の壁のリアルを体験談で解説

小学校1年生で「学校行きたくない」と言い出したお子さんを前に、どう対応すればいいのか悩んでいませんか?

・朝になると布団から出てこない
・泣いて玄関から動かない
・理由を聞いてもうまく答えられない。

そんな毎朝に、親として焦りと不安が募りますよね。

実はこれ、多くの小学1年生が経験することです。

入学直後は、子どもにとって「小1の壁」とも呼ばれるほど大きな環境の変化があります。

わが家の息子も入学前の春休みからすでに行渋りがあり、泣いて家からも出てくれませんでした。

この記事では、わが家のリアルな体験談をもとに、行き渋りの原因・子どものタイプ別対応・親がやるべき具体策まで、まとめてお伝えします。

KOGAKE MAMA
「うちだけじゃなかったんだ」と少しでも気持ちが楽になってもらえれば嬉しいです。

目次

小1の壁とは?子ども自身が感じる「入学の壁」を知ろう

共働き家庭だけじゃない、子ども自身の小1の壁

「小1の壁」という言葉は、もともと共働き家庭が直面する就労上の問題として広まりました。

学童の預かり時間や学校行事への対応など、親側の課題を指す言葉として使われることが多いですが、実は子ども自身にも大きな壁があります。

保育園・幼稚園と小学校では、生活のリズムも環境もまったく異なります。

具体的には次のような変化が一度に訪れます。

  • 授業中は45分間、基本的に座っていなければならない
  • 自由に遊べる時間が大幅に減る
  • 先生一人に対して子どもの人数が増え、個別に関わってもらいにくい
  • 給食・掃除・係活動など「自分でやること」が一気に増える
  • 登下校を自分の足でしなければならない
  • 知らない子どもたちの中で一から人間関係を築く必要がある

保育園では、

「先生が助けてくれる」
「困ったらすぐ声をかけられる」

という環境に慣れていた子どもたちが、

小学校では急に「自分でやる」場面が増えます。

これだけの変化が4月の1か月間に集中するのですから、子どもが戸惑うのは当然のことです。

行き渋りが起きやすいタイミング

「行きたくない」という言葉が出やすいタイミングは、ある程度パターンがあります。

  • 入学前後(4月):新しい環境に慣れる前で、緊張と不安がピークになりやすい
  • 大型連休明け(5月):ゴールデンウィークで気が緩んだ後、また緊張する環境に戻るのがつらい
  • 梅雨明け〜夏休み前(6〜7月):疲れが蓄積してくる時期
  • 夏休み明け(9月):長い休みで生活リズムが崩れ、学校モードに切り替えにくい
  • 月曜日の朝:週末の安心感と学校の緊張感のギャップが大きい

息子の場合は入学式前の春休みから、すでに行き渋りが始まりました。

春休みだったので正確には学童自体への行渋りでしたが、入学式後学校へも行きたくないと言いだしました。

KOGAKE MAMA
親の私もどう接するのがベストか分からず、とても不安だったのを覚えています。

こんなサインが出たら要注意【チェックリスト】

子どもは「つらい」と言葉で伝えられないことが多く、身体や行動にサインが出ます。

次のような変化が続く場合は、子どもが何かしんどさを感じているサインかもしれません。

【身体のサイン】
✅朝になると頭痛・腹痛・吐き気を訴える
✅休日には元気なのに、月曜日だけ体調が悪くなる
✅夜なかなか眠れない、または朝起きられない
✅食欲が落ちている

【行動のサイン】
✅学校の話を全くしなくなった
✅帰宅後に異常に疲れて、ぐずったり泣いたりする
✅今まで自分でできていたことを「やって」と頼んでくるようになった
✅学校のことを聞くと不機嫌になる・話をそらす

これらは「甘え」や「仮病」ではなく、自律神経の乱れによる医学的な反応であったり、精一杯頑張っているサインだったりします。

「またか」と流さず、一度立ち止まって子どもの様子をよく観察してみてください。

小学校1年生が行きたくない理由

「うちの子だけ行きたくないなんて、、、」と思ってしまいがちですが、
小学1年生が行きたくなると感じる背景には、いくつかはっきりした理由があります。

まずは子どもの気持ちを理解するために、よくある原因を整理してみましょう。

環境の変化によるストレス

保育園・幼稚園から小学校への移行は、子どもにとって想像以上に大きな変化です。

先生1人に対して子どもが30人前後になり、自分から動かないと助けてもらえない場面が一気に増えます。

  • 校舎の広さ・移動教室など慣れない空間で過ごす
  • 当たり前のルールを一から覚えなければならない
  • 「先生に頼る」から「自分でやる」へ、自立を求められる場面が増える

ポイント

これだけの変化が4月の短い期間に一度に押し寄せます。子どもが「もう嫌だ」と感じるのは珍しいことではありません。

生活リズムの変化による疲れ

小学校入学と同時に、毎日のリズムも大きく変わります。

45分間座って授業を受け、チャイムに合わせて行動し、給食・掃除・係活動をこなす。

保育園時代より「自分でやること」が一気に増えます。

こんなサインが出たら要注意

  • 帰宅後ぐったりして無口になる
  • 夕食中に突然泣き出す
  • 夜なかなか眠れない
  • 朝起きられなくなった

親ができる対応

  • 帰宅後はゆっくり休ませる
  • 根掘り葉掘り聞かない
  • 子どものペースに合わせる
  • 早めに就寝できる環境を整える

入学から1〜2か月は「毎日が全力疾走」のような状態です。

帰宅後はとにかくゆっくり休ませることを優先しましょう。

▼生活習慣については以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

小学校入学準備チェックリスト|入学前にやってよかったこと10選【生活習慣編】

友達関係の不安

「誰とも話せなかったらどうしよう」
「仲間外れにされたらどうしよう」

という不安は、小学1年生にとってとても切実な問題です。

特に知り合いが少ない状態でのスタートだった場合、この不安はさらに強くなります。

お腹が痛い」「頭が痛い」「学校がつまらない」→ 実は友達への不安が身体症状や言葉に出ているケースがあります。

KOGAKE MAMA
友達不安のサインはこんな言葉に置き換わることもあります。

「仲良くしなさい」と促すより、「今日は誰かとしゃべれた?」と軽く聞いてみる程度にとどめ、
小さな交流のエピソードを一緒に喜ぶ関わり方が効果的です。

学童への抵抗感

学校にまだ慣れていない時期に「もうひとつの初めての場所」が加わることで、子どもの負担はさらに大きくなります。

学童は保育園と違い、スタッフが積極的に遊びをリードしてくれる場所ではなく、自分から輪に入っていく力が求められます。

  • 知らない子の中でどう過ごせばいいか分からない
  • 体験が積み重なると「学童→学校も嫌」につながることがある
  • 入学前の「慣らし体験」が逆効果になるケースも

対応のポイント

学童への抵抗感がある場合は、担任の先生や学童スタッフに子どもの性格・様子を早めに共有しておきましょう。

KOGAKE MAMA
学童によって関わり方は異なると思いますし、学校併設の学童・民間の学童でもまた異なるかと思います。
ご自身の地域の学童の雰囲気をぜひ見てみてください。

「できないこと」が増えたストレス

小学校では「できて当たり前」を求められる場面が一気に増えます。

「できなくても大丈夫」な雰囲気で過ごしてきた子どもにとって、「みんなの前でできない自分」を見せる場面が増えることは大きなストレスです。

  • 授業中に手を挙げて発言する
  • 給食を時間内に食べ切る
  • 忘れ物をしないよう自分で準備する
  • ひらがな・計算など、学習面での「正解」を求められる

効果的な声かけ

「今日も給食食べられたんだね」「授業中ちゃんと座っていられたんだ」など、できたことの事実をそのまま伝える言葉が、じわじわと自信につながります。

わが家の息子が「行きたくない」と言い始めた理由【体験談】

行き渋りの理由はいくつかありますが、実際には複数が重なって起きることもあると思います。

わが家の息子の場合も、環境の変化・学童・性格的な不安が一度に重なったことが原因でした。

1つずつ紹介していきます。

保育園から一緒に行く子がいなかった

息子が通っていた保育園は、1クラス5人ほどの小規模な園で、全体でも30人に満たないこぢんまりとした場所でした。

顔見知りばかりで、先生との距離も近く、毎日安心して過ごせる環境だったと思います。

ところが入学した小学校は、1クラス30人前後で4クラスもある、保育園とは比べものにならない規模です。

しかも保育園から同じ小学校に進む子が一人もいなかったため、知っている顔がまったくゼロの状態でのスタートでした

KOGAKE MAMA
突然100人以上の知らない子たちの中に放り込まれたわけですから、息子が圧倒されたのは無理もありません💦

「お友達できるかな」
「話しかけられるかな」
「もし誰も遊んでくれなかったら」

と、年長月はそんな不安抱えて過ごしていたのだと思います。

当時は親である私も、ここまで影響が出るとは正直思っていませんでした。

春休みの学童がきっかけだった

まず、息子は学校の学童+民間の学童を併用する予定で計画していました。

民間学童については、保育園の時から2,3回ほど慣らしのようなイベントに呼んでいただいていたので、少しは慣れていた状況でした。

学校の学童については全く知らない状況だったため、
入学前の春休み、「少しでも雰囲気に慣れてもらえれば」と思い、連れて行きました。

本人も1つ上の知り合いのお兄ちゃんがいたので、「行ってみる」と言っていたので、前向きに送り出したのですが…。

翌日から「もう明日は行かない」と言い始め、それが学校への「行き渋り」の入口になってしまいました。

「慣らし」のつもりが、逆に不安を強めてしまった形です。

KOGAKE MAMA
翌日は慣れていると思っていた民間学童すらも行きたくないと言っていました、、、。

いきなり知らない場所・知らない子たちの中に置かれたことで、

「これから毎日こういう場所に行かないといけないんだ」

というイメージが強くついてしまったのかもしれません。

入学前の体験が必ずしもプラスに働くとは限らない。

これは親として、後になって気づいたことでした。

失敗が苦手な性格も影響していた

息子はもともと、失敗が苦手で新しいことを始めるのが得意ではない性格です。

完璧にできないと分かると、最初の一歩が踏み出せない。

「やってみたらできるかもしれない」より「やって失敗したらどうしよう」が先に来てしまうタイプです。

そういう子にとって、

「すべてが初めて」
「どこで何をすればいいかわからない」

小学校という環境は、特に大きな壁になりやすかったのだと感じています。

こういったタイプの子には

・結果よりも課程を認めてあげる
・「間違えても大丈夫」という安心感の積み重ね

が、自信の回復につながるとのことでした。

KOGAKE MAMA
今回の行渋りがあって、失敗を恐れがちな息子への接し方は、これまで以上に大切だなと感じた出来事です。

「行きたくない」の原因はどのタイプ?子どもの不安を見極める

行き渋りといっても、その背景にある不安はさまざまです。

子どものタイプを知ることで、より的確な対応ができるようになります。

大きく4つのタイプに分けられます。

見通し不安タイプ(先が見えないのが怖い)

「今日は何があるの?」「次は何をするの?」とよく聞いてくる子は、このタイプかもしれません。

予測できないことへの不安が強く、先が見えない状況に特につらさを感じます。

対応のポイント

1日のスケジュールを絵や表にして見せてあげる

「今日は①登校→②国語→③算数→④給食→⑤帰宅」

といった流れを視覚化することで、「次に何が来るかわかる」安心感につながります。

毎朝「今日は〇〇があるよ」と声に出して伝えるだけでも変わります。

分離不安タイプ(親から離れるのが怖い)

登校の際に「行かないで」「一緒にいて」と強く訴えてくる、お母さん・お父さんのそばを離れたがらない子はこのタイプです。

保育園でも慣らし保育に時間がかかった子は、このタイプの傾向がある場合があります。

対応のポイント

・「また帰ってきたら会えるよ」という見通し
・ハグやハイタッチなどの「行ってきます」の小さな儀式を作る

こうすることによって、気持ちが切り替えがしやすくなります。

また、状況によっては付き添い登校も選択肢のひとつです。

担任の先生と連携して、校門まで送り届けてから先生に引き渡すなどの対応を相談してみましょう。

失敗不安タイプ(間違えるのが怖い)

「これでいい?」「間違えたらどうしよう」とよく確認してくる子、
やる前から「できない」と言う子は、このタイプです。

KOGAKE MAMA
わが家の息子もまさにこのタイプでした。

対応のポイント

結果ではなく「やってみた」「挑戦した」こと自体を認めてあげる

「間違えても全然大丈夫。大事なのはやってみること」

という言葉を繰り返し伝えることが大切です。

家庭でも「失敗してもOK」な雰囲気を作ることで、少しずつ「やってみよう」という気持ちが育ちます。

また、テストや授業で「わからない」が続くと自信をなくしやすいので、家庭学習で「できた!」の体験を積んであげることも効果的です。

親が失敗するところを見せる⇒まぁいっか!大丈夫!というのを見せるのも良いようです✨

対人不安タイプ(友達・先生が怖い)

「誰かに意地悪されたわけじゃないけど、人が多い場所が疲れる」
「先生に話しかけられるのが嫌だ」という子は、このタイプです。

内向的な気質が強い子や、感受性が高い子に多く見られます。

対応のポイント

帰宅後はゆっくり休める時間を確保する

学校でたくさんのエネルギーを使ってきているので、帰宅後は何も要求せず、子どものペースで過ごせる時間が回復につながります。

また、「クラス全体は疲れるけど、1人の子と仲良くするならできる」という子も多いので、
特定の子との交流を大切にしてあげると、少しずつ人への安心感が育ちます。

「行きたくない」と言った時の親の対応【具体策】

まず気持ちをそのまま受け取る

子どもが「行きたくない」と言ったとき、最初にやるべきことは気持ちをそのまま受け取ることです。

「なんで行きたくないの?」と理由を問い詰めるより、「そうか、行きたくないんだね」とまず受け止める。

これだけで、子どもの緊張がほぐれることがあります。

子ども自身も、なぜ行きたくないか言葉にできないことがほとんどです。

大人でも「なんとなく気が進まない」ことがありますよね。

それと同じで、感情と言語がまだ結びついていない低学年の子には、理由を言語化すること自体がとても難しい作業です。

「なぜ?」と聞かれると、答えられない自分をさらに責めてしまうこともあります。

KOGAKE MAMA
当時の私も「何で行きたくないの?」と焦らせてしまったことが何度もありました。
振り返ると、言葉に出来ない不安があるのに、子どもはそれでさらに固まってしまっていたと思います。(反省)

NGな声がけ:やってしまいがちな3つのパターン

NGな声がけ なぜよくないか
「頑張れ!」と励ます すでに限界まで頑張っている子をさらに追い詰めてしまう
「お友達はみんな行っているよ」と比べる 「行けない自分はダメだ」という気持ちを強める
「そんなことで」と流す 気持ちを否定されたと感じ、次から相談しなくなる

まずは「何があっても、あなたの味方だよ」と伝えてあげてください。

朝の時間に余裕を持たせる工夫

朝の準備がスムーズにいかないと、親も子もイライラして悪循環になりがちです。

「早くして!」と急かせば急かすほど、子どもは固まってしまいます。

次のような工夫で、朝の時間を少しでも穏やかにしてみてください。

前日の夜にできる準備

  • ランドセルの中身・翌日の服を一緒に確認して準備しておく
  • 「明日は〇〇があるよ」と翌日の見通しを伝えておく
  • 早めに就寝できるよう、夜のルーティンを作る

朝にできる工夫

  • 起床時間を15〜20分早めにして、急かさなくていい余白を作る
  • 朝食に子どもの好きなものを取り入れ、食卓を楽しい時間にする
  • 「今日はこれをやったら帰ってこれるよ」と、ゴールを見せてあげる
  • 無理に「大丈夫?」と確認しない(プレッシャーになる)
KOGAKE MAMA

息子が特に嫌がったのは「急かされること」でした。
朝の余白を作ってからは、玄関まで自分で歩いてくれる日が少しずつ増えました。

先生に早めに相談する

行き渋りが続く場合は、担任の先生に早めに状況を伝えることをおすすめします。

「大げさかな」「先生に申し訳ない」と思わず、気になったことは早めに共有しましょう。

先生に伝えるとよい内容

  • 子どもの性格(失敗が苦手・慎重・内向的など)
  • 家での様子(朝の様子、帰宅後の様子)
  • 不安に思っていること・気になっていること

「うちの子はこういう性格で、新しいことが苦手で…」と伝えるだけで、先生の声かけや関わり方が変わることがあります。

先生も、子どもの背景を知っていた方が対応しやすいのです。

連絡帳でも電話でも構いません。

「今朝はこういう様子で…」と小さなことでも共有しておくと、学校での様子を教えてもらいやすくなり、家庭と学校が連携して子どもを支えられます。

KOGAKE MAMA
家族だけで解決しようとせず、学校や学童にも協力してもらいましょう!

無理に行かせることのリスク

「とにかく連れて行けばそのうち慣れる」と思いたくなる気持ち、すごくわかります。

でも、無理に登校させ続けることには注意が必要です。

心身の限界を超えると、頭痛・腹痛・吐き気などの身体症状が出てきます。

「1回休ませたら行けなくなるんじゃ…」と親も不安になるかもしれませんが、
これは「甘え」や「仮病」ではなく、自律神経の乱れによる医学的な反応です。

「休みたいなら痛くなればいい」と思って症状を訴えているわけではありません。

さらに、「学校に行けない自分はダメだ」という気持ちが積み重なると、自己肯定感が大きく低下することがあります。

家庭が「安心できる場所」ではなく「責められる場所」になってしまうと、回復がさらに遅れることも。

まずは子どもの状態をしっかり見て、「今日は無理しなくていい」という選択肢も持っておくことが大切です。

わが家がやってよかったこと・やらない方がよかったこと

つづいて、我が家で実際に対応して「よかったこと」と「やらない方がよかったこと」をそれぞれ紹介していきます。

やってよかったこと

「できたこと」を小さく認める

朝起きられた、ご飯を食べた、着替えができた、玄関まで来られた。

そういった「当たり前」に見えることでも、「できたね」と声に出して認めてあげました。

「承認」と呼ばれるこの声がけは、結果ではなくできている事実をそのまま伝えるのがポイントです。

KOGAKE MAMA
「頑張ったね」よりも「起きられたね」「ちゃんと食べられたね」という言葉の方が、子どもには届きやすいと感じました。

小さな積み重ねが、少しずつ子どもの自信を取り戻してくれます。

「できたノート」と呼ばれる、毎日の小さな「できた」を書き留めるツールを使う家庭もあるそうで、視覚的に自分の成長を感じられる工夫としておすすめです。

帰宅後はたっぷり甘えさせた

学校でたくさんのエネルギーを使ってきた子どもにとって、家は充電できる安全基地でなければなりません。

学童に迎えに行ったらまず「おかえり!おつかれ!」とだけ言って、あとはしばらく何も聞かず、子どものペースで過ごせる時間を作りました。

宿題や明日の準備の話は、少し落ち着いてから。

「今日何があった?」という質問より、一緒にテレビを見たりおやつを食べたりしながら、子どもから話し始めるのを待つ方が、自然と学校での出来事を話してくれるようになりました。

KOGAKE MAMA
「友達できた?」などプレッシャーになるようなことは聞かなかったです。
すると、数日後「ママ、友達できたんだよ」と話してくれて、とっても嬉しかったです!!!

親自身も「焦らない」と決めた

「早く慣れてほしい」「いつまでこんな状態が続くんだろう」という親の焦りは、子どもにも伝わります。

私自身、最初は毎朝ヒヤヒヤしながら送り出していましたが、「この子のペースがある」と腹をくくってから、少し気持ちが楽になりました。

親が落ち着いていると、子どもも安定しやすいと実感しています。

親が不安そうにしていると、子どもも「学校ってそんなに怖いところなのかな」と感じてしまうことがあります。

KOGAKE MAMA
もちろん学校には行ってほしい気持ちでしたが、最悪行かなくても学校だけが子供の世界ではないと思っていました。
本当に行けなかったら息子が笑顔で過ごせる方法を学校以外で考えていたと思います。

パパと分担して息子と過ごした

我が家の新生活は保育園生と小学生が混在するライフスタイルになりました。

物理的に1人では出来ないため、

・パパ⇒息子を学校へ歩いて送る
・ママ⇒娘(2歳)を自転車で保育園へ送る

といった風に分担していました。

息子とパパの関係性的に、他愛もない話やゲームの会話が多く、息子の中でもパパとの会話は恐らくプレッシャーにならない時間です。

とはいえ、パパは甘える相手というより少し気を張る部分もあるので、小さくとも「がんばろう」という気持ちが芽生え歩いて学校へ迎えたのだと思います。

逆に言うとママである私へはどんな感情もぶつけられるため、家では沢山甘やかしたり、お話を聞いたりすることができました。

このように、

・パパ⇒他愛もない話をしつつも行動に移させる
・ママ⇒なんでも話せたり、感情を出させる

そんな風にバランスを見た役割で過ごしていました。

KOGAKE MAMA
私が感情的になりやすい性格でもあるので、パパと協力して息子のメンタルケアが出来たのは大きかったです。
きっと、すべて私が担ってしまっていたら学校へは行けていなかった可能性もあります。

やらなくてよかったこと

当時は気づかずにやってしまっていたことも、振り返るとプレッシャーになっていたと思います。

行渋りを体験したママからの意見も含め、やらない方がよかったことをまとめて紹介します。

ココがダメ

  • 毎朝「今日は行ける?」と確認し続ける:聞かれるたびに「行けない自分」を意識させてしまう
  • 「あの子は行っているのに」と他の子と比べる:自己肯定感をさらに下げる
  • 「いつまでこんな感じ?」と不安を口に出す:子どもにも不安が伝染する
  • 理由を問い詰める:言語化できない子を追い詰めることになる
  • 「少しだけでいいから」と条件をつけて連れて行く:「結局また無理させられた」という体験になることがある

「少しだけ行ってみよう」の声がけは、うまくいくこともありますが、無理して行った結果しんどい思いをすると、翌日以降さらに行きにくくなることもあります。

子どもの状態をよく見て使い分けることが大切です。

いつまで続く?行き渋りが落ち着くまでの目安

これは多くの親が気になることだと思います。

「いつになったら普通に行けるようになるの?」という不安は、当時の私も毎日抱えていました。

一般的には、次のような目安が言われています。

  • 入学後1〜2か月(5月〜6月):少しずつ環境に慣れてくる子が増える
  • 夏休み明け(9月):一度リセットされて、また行き渋りが出ることも
  • 2学期以降:友達関係が安定してくると、落ち着いてくることが多い

ただし、これはあくまで目安です。

子どもによって差があり、1学期中ずっと行き渋りが続く子もいれば、ある日突然「今日行く!」と変わる子もいます。

「〇月までに慣れなければ」と期限を設けず、子どもの変化を小さく拾い続けることが大切です。

友達ができて、少しずつ学校に行けるようになった【体験談・その後】

転機になったできごと

息子が少しずつ変わり始めたのは、学校でお友達ができてからでした。

ある日帰宅した息子が、珍しく自分から

「ママ、友達できたよ。学校つまらないと思ってたけど、楽しかったよ。」

と話してくれました。

あんなに学校が不安で、嫌がっていた息子が目を輝かせて話す姿に、こちらまで涙が出そうになりました。

KOGAKE MAMA
その時はとんでもないぐらいリアクションして、息子を抱きしめました♡

「学校に行ったら会える子がいる」という安心感が、毎朝の一歩を踏み出す力になっていったようです。

知っている顔がいる、自分のことを知ってくれている子がいる。

それだけで、子どもにとって学校の景色がガラリと変わるのだと実感しました。

最初は「知り合いがゼロ」だったところから始まった息子が、少しずつ「楽しい」と感じられる時間を見つけていった。

その過程を近くで見られたことは、親として本当に良かったと思っています。

親にできること・できないこと

友達関係は、親がどうにかできるものではありません。

「もっと自分から話しかけなさい」
「積極的にしなきゃダメ」

と言ったところで、子どもにはそれぞれのペースがあります。

親にできることは、子どもが「また行ってみよう」と思えるような土台を家庭で作ることです。

  • 今日あった小さな「良かったこと」を一緒に探す
  • 学校での出来事を否定せずに聞く
  • 「失敗しても大丈夫、ここに帰ってくれば大丈夫」と伝え続ける

安心できる家、話を聞いてもらえる親、認めてもらえる毎日。

そういった土台があってこそ、子どもは少しずつ外の世界へ踏み出していけます。

親の役割は「背中を押すこと」ではなく「戻ってこられる場所でいること」なのかもしれない、と息子から教えてもらった気がします。

もし行き渋りが長期間続いたり、身体症状が強くなったりする場合は、担任の先生への相談に加えて、スクールカウンセラーや教育支援センターへの相談も選択肢に入れてみてください。
専門家のサポートを受けることは、決して「大げさ」ではありません。

まとめ

「小学校1年生が行きたくない」という状況は、決して珍しいことではありません。小1の壁は、多くの子どもと家庭が経験することです。

この記事でお伝えしたことを、最後に整理します。

子どもの行き渋りで親がやること チェックリスト

  • 「行きたくない」という気持ちをまず受け止める
  • NGな声がけ(「頑張れ」「みんなは行ってる」)を避ける
  • 朝の準備を前日の夜に済ませ、余裕を作る
  • 子どものタイプ(見通し不安・分離不安・失敗不安・対人不安)を見極める
  • 担任の先生に子どもの性格や家での様子を早めに共有する
  • 帰宅後は甘えさせ、家を安心できる場所にする
  •  小さな「できた」を毎日声に出して認める
  •  親自身も焦らず、子どものペースを信じる

息子もしばらくは大変でしたが、友達ができてからは少しずつ楽しそうに学校に行けるようになりました。

毎朝泣いていたあの頃が、今では嘘のようです。

「うちの子大丈夫かな」と不安になる気持ちは当然です。

うちの子もきっとまた波がきて「行きたくない」という日が出てくると思います。

でも、きっと子どものペースで前に進んでいきます。
焦らず、子どもの一番の味方でいてあげてください。

もし「うちの子は少し状況が違うかも」と感じることがあれば、スクールカウンセラーや学校の先生への相談を検討してみてください。

一人で抱え込まず、周りを頼りながら乗り越えていきましょう!

-子育て

© 2026 KOGAKE BLOG