暑い夏、お外遊びが難しい日が多くなりますね。
そんなとき、おうちで楽しめる「夏の絵本」は親子時間の強い味方!
今回は、2歳の子どもが楽しめる夏をテーマにした絵本を厳選してご紹介します。

2歳に「夏の絵本」を選ぶポイントとは?
季節感のあるテーマを選ぶ
夏といえば、海・スイカ・おばけ・花火など、子どもにとってワクワクするテーマがいっぱい!
絵本を通して季節を感じることで、言葉や体験への興味も広がります。
絵がわかりやすく、繰り返し表現があるものを
2歳児は、まだストーリーを追うよりも、「絵の面白さ」や「言葉のリズム」を楽しむ時期です。
くり返し登場するセリフや、擬音語がある絵本は飽きずに読んでくれます。
知育やごっこ遊びにつながる絵本も◎
読み終わったあとに、「これやってみようか!」と遊びに広がる絵本は、夏のおうち時間をさらに楽しくしてくれます。
例えば、
・すいかの絵本 → すいかを食べてみる
・花火の絵本 → 花火をする
などができると楽しいですね。

2歳におすすめの夏の絵本12選
ここからは、実際に2歳の子どもたちに人気のある「夏の絵本」を紹介します。
スイカの絵本
すいかくんがね・・(とよた かずひこ)
夏のスイカ割りのお話。
目かくしをしてスイカ割りに挑戦する動物たちと、ひょいひょいと棒をよけるユニークなスイカくんのやりとりに、お子さんも夢中になるはず。
スイカくんに棒が当たってしまうハラハラドキドキの展開のあとには、お決まりの「しんぱいごむよう!」のセリフも。
親子でスイカ割りの気分を味わってみませんか?


ザ・夏のお話って感じで夏に子供に読みたい本の1冊です。
すいかのたね(グレッグ・ピゾーリ)
すいかが大好きなワニくんは、うっかり種を飲み込んでしまい大パニック!
「お腹から芽が出てきたらどうしよう…」と、子どもたちが一度は想像する“あるある”をおもしろく描いています。
ユーモアあふれるワニくんの表情は、見ているだけでも楽しくて笑いがこみ上げてきますよ。
親子で共感しながら、夏の思い出作りにぴったりな一冊です。

2歳じゃまだ理解できていないですが、絵から表情をくみ取って楽しんでいます。
海の絵本
うみの100かいだてのいえ(いわいとしお)
カモメに人形を落とされてしまった女の子が、海の中の不思議な100階建ての家を探検する物語です。
ラッコやイルカ、チョウチンアンコウなど海の生き物がたくさん登場するので、お子さまも夢中になること間違いなし。
縦開きの絵本をめくるたび、ワクワクが止まりません!夏の読み聞かせにぴったりです。


ノンタンおよぐのだいすき(キヨノ サチコ)
言わずと知れた2歳の定番、ノンタンシリーズ。
ノンタンたちが海で迷子のカメさんに出会う、夏の冒険物語。
海の生き物もたくさん登場し、ハラハラドキドキの展開に、お子さんも夢中になるはず。
読み聞かせを通して、海への興味も深まる一冊です。
予想外のストーリーで真剣にストーリーの行方を追っていました。笑


とびだす!うごく! うみのいきもの
2歳以下でも楽しめる、手のひらサイズのしかけ絵本です。
ページを開くと、クジラやイルカ、カニなど、おなじみの海の生き物たちが飛び出してきます。
しかけを引っ張ったり動かしたりする楽しさに、お子さんも夢中になること間違いなし。
海に興味を持ち始めたお子さんとの、初めての読み聞かせにもぴったりです。
絵もはっきりしていて分かりやすいです。

指先の刺激にもなって良いです。

うみへいくピン・ポン・バス(竹下 文子)
親子でバスに乗っておでかけする気分を味わえる絵本。
運転手はブタさん、乗客はゾウさんやペンギンさんたち。
バスが海へ向かう様子が、リズミカルな「ピン・ポン」という音と共に描かれます。
親子で一緒に声に出して読むと楽しい一冊です。
想像力を養ってくれる素敵な絵本です。

バス通園を控えているなら「バスを好きになる&車内マナーが垣間見える」という意味でもお勧めの絵本です。

花火の絵本
はなびドーン(カズコ・G・ストーン)
本物の花火を見たことがない赤ちゃんでも夢中になる、視覚と聴覚で楽しめる一冊です。
暗い夜空に「シューッ」と飛んでいく音、次のページをめくると「ドーン」「キラキラキラ」と広がる美しい花火。
まるで本物の花火を見ているかのような、色と音のリズムに赤ちゃんも釘付けになること間違いなしです。
読み聞かせする大人も楽しくなる、夏の夜にぴったりの絵本です。


びっくりはなび(新井 洋行)
動物のかたちの花火が次々と打ち上がる、しかけ絵本です。
ページをめくると、花火が「ひゅー、ドカーン!」と夜空に大きく広がり、まるで本物の花火大会にいるような臨場感が味わえます。
お子さんと一緒に「次はどんな花火かな?」と会話しながら楽しめる、夏にぴったりの一冊です。
一緒に「たーまやー♪」「かーぎやー♪」と掛け声をするのも可愛らしかったです♪

1歳前後で楽しめると思います。

おばけの絵本
おばけなんてないさ(せなけいこ)
誰もが一度は歌ったことのある童謡が、おばけの絵本で有名なせなけいこさんの絵で、可愛らしい絵本になりました。
冷蔵庫に入ってカチカチになったり、おやつを一緒に食べたり、ちょっぴり怖くて、とっても可愛いおばけたちが登場します。
絵本を読みながら歌をうたえば、いつの間にかおばけと友達になりたい気持ちに。
最後のページには楽譜も載っているので、親子で一緒に歌ってみてくださいね。


ばけばけばけばけ ばけたくん おまつりの巻(岩田 明子)
食べるたびに姿がコロコロ変わってしまう、かわいいおばけ・ばけたくんのお話です。
アイスを食べればアイスに、ラーメンを食べればラーメンに――と、予想外の変身が次々に起こり、子どもたちはページをめくるたびに大笑い!
ちょっぴり不思議だけど全然こわくないおばけが、食べ物を通じて楽しく変わる姿は、食べることが好きな2歳さんにぴったりです。
親子で「次はなにに変身するかな?」と想像しながら楽しめる、笑顔あふれる一冊です。
次は何に変わるのかワクワクしながら楽しんでいます。

親子で一緒に笑顔になれる絵本です。

夏の日常の絵本
なつのいちにち(はたこうしろう)
田舎の夏を舞台にした、子ども視点の一日が描かれた絵本です。
「セミをつかまえる」「川で遊ぶ」など、絵だけで夏の空気が伝わります。
セミの鳴き声や草の匂いまで感じられそうな美しい絵と、生き生きとした描写が、お子さんの冒険心をくすぐります。
親はなんだか懐かしい気持ちに、子供は見たことない景色にワクワクする1冊でした。

2歳と5歳の兄弟でも楽しめる内容でした!

じゃあじゃあびりびり(まついのりこ)
2歳のお子さんにぴったりの、音の響きが楽しい絵本です。
「じゃあじゃあ」「ぶーぶー」「わんわん」など、身近なものの擬音語がリズミカルに繰り返され、言葉の発達を促します。
シンプルな絵と音の組み合わせは、何度読んでも飽きません。
厚紙で出来ていて丈夫なのも助かります。


絵本の読み聞かせが子どもにもたらす意外な効果とは?
ここまで2歳におすすめの「夏」をテーマにした絵本を紹介してきました。
そもそも、絵本の読み聞かせについて
「寝る前に毎日読んであげているけど、本当に意味があるのかな?」
そんな疑問を持つパパやママも多いかもしれません。
実は、絵本の読み聞かせは単に物語を楽しむだけでなく、子どもの成長にさまざまな良い影響を与えることが分かっています。
・生活リズムが整いやすくなる
・集中力の基礎を育てる
・言葉以外のコミュニケーションを学べる
・自己肯定感が育まれる
・親自身のリラックス効果
それぞれ詳しく解説していきます。
生活リズムが整いやすくなる
「寝る前に絵本を読む」と決めておくと、子どもにとっては一日の終わりの合図になります。
繰り返しの習慣が安心感につながり、夜の入眠がスムーズになりやすいのも大きなポイントです。
さらに、毎日の小さなルーティンを大切にする感覚が身につくので、将来的に自己管理にも役立ちます。

集中力の基礎を育てる
ページをめくりながら物語を追っていく作業は、子どもにとって「最後まで耳を傾ける練習」にあたります。
短い時間でも繰り返すことで集中の持続力が養われるため、遊びや学習に取り組むときの基礎力になります。
特に2歳前後は集中力が途切れやすい時期ですが、絵本を通して少しずつ伸ばしていけます。
言葉以外のコミュニケーションを学べる
絵本にはセリフのない場面や、絵だけで感情を伝えるシーンも多く登場します。
親子で「この子はどんな気持ちかな?」とやりとりをすることで、言葉以外のサインを読み取る力や共感力が自然と育まれるのです。
これはお友達や大人との人間関係を築くうえでも役立つスキルになります。
自己肯定感が育まれる
「読んでもらえる」「自分のために時間を使ってもらえる」という体験は、子どもにとって大きな安心感になります。
親に受け入れられているという感覚は、自己肯定感を高める大切な要素です。
繰り返し絵本を読んでもらうことで、「自分は大切にされている」と実感できるようになります。

親自身のリラックス効果
実は読み聞かせは子どもだけでなく、親にとっても癒しの時間になります。
穏やかな声で本を読むと、自分の気持ちも落ち着き、忙しい育児の合間に心がリセットされる効果があります。
子どもの笑顔や反応を楽しみながら、一緒に安心できる時間を過ごせるのは、読み聞かせならではの魅力です。
まとめ|2歳の「今」しか楽しめない絵本時間を夏に味わおう!
2歳という時期は、言葉がぐんと増え、身近なものや季節の変化に強い関心を持ち始める大切な時期です。
だからこそ、夏をテーマにした絵本は「今」しか味わえない特別な体験を親子にもたらしてくれます。
すいかやアイスなど大好きな食べ物が登場する絵本を読めば「たべたいね!」と共感したり、海や花火の絵本をめくれば「いきたい!」と目を輝かせたり。
おばけの絵本でちょっぴり怖がりながらもワクワクする気持ちを味わえるのも、この年齢ならではの可愛い姿です。
読み聞かせの時間は、ただ物語を楽しむだけでなく、親子のコミュニケーションを深める大切なひとときでもあります。
夏らしい絵本を通して、「季節を感じる心」や「想像する楽しさ」を育ててあげられるのは、きっと大きな財産になるでしょう。
今年の夏は、ぜひお気に入りの一冊を手に取って、2歳の「今」しか楽しめない絵本時間をたっぷり味わってみてくださいね。