子どもが5、6歳の年長になっても
「まだ夜はおむつが外れない」
「パンツに挑戦してもおねしょしてしまう」
という悩みを抱える親御さんは少なくありません。
実は、私の息子も年長ですが、まだ夜はおむつをしています。
時々パンツに挑戦しても失敗してしまい、布団やシーツの洗濯で大変な日もありました。
この記事では、我が家の体験談と、実際に使って本当に役立ったおねしょ対策グッズをご紹介します。

目次
夜のおむつ、何歳まで履くのが普通?
子どもが5歳や6歳になっても、夜はまだおむつを履いて眠っている…
そんな状況に不安を感じている親御さんは少なくありません。
「うちの子だけ遅れているのかな?」
「小学校に上がるまでに大丈夫かな?」
と心配になるのは自然なことです。
実際、夜のおむつ卒業には個人差が大きく、医学的にも「7歳ごろまでは自然な範囲」と言われています。
【5歳年長息子】夜のおむつ事情
息子のプロフィール
まずは、我が家の息子のプロフィールと状況についてお話します。
- 生年月日:2020年2月7日
- 学年:年長(5歳)
- 昼間:パンツ(完璧◎3歳ごろにトイトレ完了)
- 夜間:おむつ(週2ぐらい濡れている△)
- 成長:普通
息子は早生まれなので、そういった意味でもまだ夜がおむつでも仕方ないか、と思っています。
他のママと話すと大体
「もう夜もパンツだよ~」
「お漏らしもしないんだよね~」
と言われて、少し不安になったりもしますが、気にしないようにしています( `ー´)ノ
夜パンツで寝るまでの経緯
先ほども書いた通り、私はおむつでもあまり気にしていません。
ただ、保育園のお友達がみんな夜もパンツだという事を息子が知ったようで、
「ぼくも、夜パンツで寝たい・・・」
と言うようになりました。

でも、息子の気持ちを尊重したい気持ちもあるので、「色々準備をしたらパンツで寝てみようか。」としました。
【体験談】我が家が実践した夜おむつ卒業ステップ
息子がパンツで寝るに至るまでに行ったステップを紹介していきます。
息子との会話
具体的なステップも紹介するのですが、まず息子と以下のことをしっかりお話しました。
- 夜おしっこが出るのは成長の問題もあるということ
- もしお漏らししてしまっても、あなたのせいではないということ
- その中で、どうしたらなるべく夜おしっこが漏れないようになるか
- いつでもおむつに戻って良い
これまでおむつの時でも横漏れをしてしまい、夜中に服を全部着替えたり、寝具を変えたことも何度もありました。
そのたびに何度も何度も申し訳なさそうに
「ママごめんね。。。」
と言ってくれるので、上記のことをお話して理解、そして安心してもらうことから始めました。

寝る前の水分を調整
具体的なステップの1つ目は、水分調整です。
息子は寝る前にたっぷり水を飲みたがるタイプだったので、そこから見直しをしました。
ポイント
- たっぷりの水分は19時までにとる
- お風呂後~寝るまでコップ1杯程度にする
- もしどうしても寝る直前に飲む場合は一口程度にする
水分を取りたくならないよう味付けにも少しだけ気を使い、保育園から帰ってきてから味の濃いおやつを食べるのもナシにしました。
トイレ習慣を意識
2つ目はトイレ習慣についてです。
基本的にトイレはちゃんと行けているのですが、改めて徹底をしました。
ポイント
- 寝る前に必ずトイレに行く
- 朝起きたらまずトイレに行く習慣をつける
- 寝付くまでに時間がかかったら再度トイレに行く
21時に寝室に行ったのに30分以上起きていたら、再度トイレに行くようにしています。

安心できる環境を整える
3つ目はおねしょ対策をバッチリすることです。(親のため笑)
私は何があってもお漏らしをマットレスまで到達させたくないので、かなり徹底しています。
ポイント
- 防水ボックスシーツ
- 腹巻付きおねしょズボンを履かせる
- 肌着、パジャマはお腹にしまわない
- 漏れても絶対怒らない
とにかく防水にできるものは防水にしました。笑
そして、肌着とパジャマをお腹にしまうと漏れたときに共倒れするので、しまっていません。(今は夏なので)
その代わりおねしょズボンを腹巻付きにして冷えるのを防止しています。

「お漏らしした」
↓
「ママやパパを困らせた・怒られた」
↓
「またお漏らししたらどうしよう」
というのが1番負のループなので、とにかくお互いがリラックスできる環境をなるべく整えましょう。
成功したら一緒に喜ぶ
パンツで寝るのは子どもも親も緊張しますよね。
だからこそ、もし朝起きてお漏らしをしていなかったら一緒に喜び、ほめてあげましょう!
夜のおむつ卒業は少なからず気持ちの問題もあるので、「できるんだ!」という気持ちも一緒に育ててあげましょう♪

時にはおむつに戻る
実は、2025年8月現在の息子の状況が「夜もおむつ」です。
6月末ぐらいに「夜パンツ」を始めたのですが、7月後半ぐらいから連日お漏らしをするようになりました。
・夜中の「漏れちゃった申告」→「着替え」をするのがしんどい
・息子の自身喪失と申し訳ない感
があり、相談して一旦おむつに戻ることにしました。
やはりおむつが濡れている日が続いていたので、一緒に様子を見ているところです。

こうやって、一旦戻ってお休みすることも大切だと思うので、その時の状況に合わせることも必要です。
夜におむつが外れにくい理由
夜におむつが外れにくい理由はいくつかあります。
・医学的
・生活習慣
・環境
・遺伝
4つの視点から解説していきます。
膀胱の発達には個人差がある
夜に尿を我慢できるかどうかは、膀胱の大きさや発達に大きく左右されます。
昼間はパンツで過ごせても、夜は膀胱にためられる尿の量が多く、眠りが深いとトイレに行く前に漏れてしまうことがあります。
医学的には、膀胱の成長やホルモンの分泌には個人差があり、5~6歳で夜におむつをしているのは珍しいことではありません。
尿意を感じにくい深い眠り
子どもは成長過程で眠りが深くなる時期があります。
深い睡眠に入ると、膀胱の満ち具合を脳が感じ取りにくくなるため、尿意に気づかずそのまま寝てしまうことがあります。
特に5歳・6歳は睡眠サイクルが安定してくる時期で、夜中に尿意で目覚めにくくなることが多いのです。
ホルモンの分泌の影響
夜間に尿の量を調整するホルモン(抗利尿ホルモン)が十分に分泌されないと、夜に多量の尿が作られ、夜おむつが外れにくくなります。
このホルモンの分泌は、成長や体質によって個人差が大きいため、同じ年齢でも夜におむつが外れる子と外れない子がいます。
生活習慣や水分摂取の影響
寝る直前に水分を多く摂る、夕食後にジュースや牛乳を飲む習慣がある場合、夜間の尿量が増えておむつが外れにくくなります。
また、就寝時間が遅かったり、昼寝が長くて夜の睡眠リズムが乱れている場合も、夜にトイレで起きるタイミングがつかめず、夜おむつが外れにくくなる原因になります。
ストレスや環境の影響
子どもは環境の変化や緊張・ストレスによっても夜尿が起きやすくなります。
新しい環境や入園・入学などで緊張していると、眠りが浅くなる一方で、膀胱のコントロールがうまく働かず夜におむつが必要になることもあります。
遺伝的な要因
夜尿症には家族性もあると言われています。
両親や兄弟姉妹で夜おむつが遅かった場合、子どもも夜おむつが外れにくい傾向があります。
これは「成長のスピードの違い」と同じく、焦らず経過を見て良いポイントです。
まとめると、夜におむつが外れにくい理由は、膀胱の発達・深い睡眠・ホルモン分泌・生活習慣・ストレス・遺伝など、さまざまな要因が重なっていることが多いのです。
そのため、5~6歳でまだ夜おむつをしているのは決して珍しいことではなく、焦らず対策を取りながら経過を見ることが大切です。
SNSや他のママの声
実際に5~6歳で夜のおむつをしている家庭は多く、SNS上でも多くの共感の声があります。
5歳!男児!年長!まだ!!夜のおむつがとれません!!
夏休み!!お泊まり保育!ありまぁす!!!やばい!!!!!!— ぷち*青くゆの読者 (@petit0e0) July 15, 2025
未だにおねしょ(夜)が治らない年長、寝る前にトイレは済ませているがそろそろおむつも卒業させたくて、膀胱の成長具合等とも聞くし本人も睡眠時自覚なく漏れちゃってるぽいしおむつを履かせといて勝手に卒業できるもんなのか、履かせずトレパンorパッドor防水ズボンタイプに移行した方が良いか悩む
— うまる®@5y (@umarurunrun) June 3, 2025
次男、今年入園の年少ですがおむつとれてません!年長長男も夜のおむつとれてません!!
長男入園前は必死でトイトレして次男の離乳食と重なってほんとメンタルやられてた
仕事復帰してトイトレするとか完全に自我が崩壊する未来しかなかったからそこまで頑張れなかったわー
ま、そのうちとれるっしょ— まっきー (@makkyyy) April 6, 2025
自分の子どもだけではない、という事を忘れずに「自分と子どものぺース」を大事にしてくださいね。
おすすめのおねしょ対策グッズとレビュー
私が実際に使っている、そして人気のおねしょ対策グッズを紹介していきます。
防水シーツ
我が家は2つのベッドを並べて寝ていて、ちょうど真ん中でお漏らし→2つ全滅 という事も過去にあり・・・
側面まで防水のこちらのボックスシーツを取り入れました。
マットレスまで濡れることはなく、防水性はあると感じています!
シーツのホールド感もありずれることなく、快適に過ごしています。

おねしょズボン(防水ズボン)
おねしょズボンはInstagramなどでも人気の2つの商品を使っています。
【冬以外】
冬以外はこちらのおねしょズボンを履いています。
腹巻付きにして、肌着とパジャマを入れずに寝かせています。(被害を最小限にするために。笑)
【冬】
冬はこちらの裾ゴム付のおねしょズボンにしています。

冬は裾ゴム付き一択です!
両方に言えることなのですが、5歳にもなると1回のおしっこの量がだいぶ多いので100%防げるわけではないです。
ただ、履いてると履いてないでは被害が天と地の差なので絶対履いた方が良いと思います◎
トレーニングパンツ
あくまでも普通のパンツを履きたい息子なので、我が家は取り入れていません。
でも、おむつからいきなりパンツにするのに抵抗があるご家庭は、一旦トレーニングパンツ+おねしょズボンでスタートしても良いと思います!
こちらの商品は4層と6層が選べるので、ご家庭のステップの進み具合で選ぶこともできます。

親として心がけたいこと
ここまで、我が家の体験談やおすすめのおねしょ対策グッズなど含め、夜のおむつ事情について紹介してきました。
そのうえで親として心がけたいことを改めて解説していきます。
子どものペースを尊重する
夜のおむつ外れは、昼間と違って体の成熟度に大きく左右されます。
膀胱が夜の間の尿をしっかりためられるようになることや、寝ている間に尿を抑えるホルモン(抗利尿ホルモン)が十分に分泌されることが必要です。
これらは子どもによって発達のタイミングが違うため、親が焦っても早まるものではありません。
「まだ準備中なんだな」と受け止めて、子どものペースを尊重することが一番のサポートになります。

「うちだけ遅いのかな」と比べすぎない
同じ年齢でも、夜のおむつが外れる時期には大きな個人差があります。
早い子は3歳頃に自然と外れることもありますが、5〜6歳になってもおねしょが続く子は少なくありません。
親同士の会話やSNSで他の子の成長を耳にすると、どうしても「うちの子は遅いのかな」と不安になるものです。
しかし、医学的にも「成長の範囲」とされているケースが多いので、比べるよりも
「昨日より少し長く乾いていた」
「今日は一度も濡れなかった」
など、わが子の小さな前進に目を向けることが大切です。

困ったら小児科や泌尿器科に相談する
小学校入学の時期になっても毎晩のように続く場合や、おねしょ以外にも日中の頻尿・尿漏れが見られる場合は、医師に相談すると安心です。
専門医に診てもらうことで「体の発達の問題なのか」「生活習慣を見直せばよいのか」といった方向性が明確になります。
また、親自身が「このままで大丈夫かな」という不安を抱えたまま対応すると、つい子どもにプレッシャーを与えてしまうこともあります。
医師のアドバイスを受けることで、親子ともに気持ちが軽くなり、前向きに取り組めるようになります。
参考
【キッズドクター】
おねしょで病院には行きづらい、という場合はオンライン診療を検討してみてくださいね♪
全国どこからでも相談可能です◎
失敗を責めず、安心感を与える
おねしょは子どもがわざとするものではなく、成長の一過程です。
それでも朝になって布団が濡れていると、親もつい「どうして?」と声を荒げてしまうことがあるかもしれません。
しかし、怒ったりや否定的な言葉は、子どもに「自分はダメなんだ」という気持ちを残してしまいます。

「濡れちゃったね、また次頑張ろう」
「お布団は洗えるから平気だよ」
と、落ち着いたトーンで伝えることで、子どもは安心して次のステップに進めます。
安心できる家庭環境こそ、夜のおむつ外れを自然に後押ししてくれる土台になります。
まとめ:夜おむつは何歳まで?焦らず子どものペースで
夜のおむつは「7歳ごろまで自然な範囲」とされており、5歳・6歳で履いていても珍しいことではありません。
我が家の体験でも、焦らず生活習慣の見直しやおねしょ対策グッズを活用することで、少しずつ前進しています。
親ができることは、子どもを責めず安心して眠れる環境を整えること。そして、困ったときは一人で抱え込まず専門医に相談することです。
夜のおむつ卒業は子どもの成長に合わせて必ず訪れます。
焦らず、親子で安心できる方法を見つけていきましょう!